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本(和書) > 速水螺旋人の馬車馬大作戦 のレビュー・価格情報

速水螺旋人の馬車馬大作戦

速水螺旋人の馬車馬大作戦

単行本(ソフトカバー)
速水螺旋人
イカロス出版
価格:¥ 1,500
平均評価:評価:5.0
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「速水螺旋人の馬車馬大作戦」購入者のレビュー・評価

  「速水螺旋人の雑想ノート」(評価:評価:5
 他のレビュアーも「雑想ノート」を思い出したようですし、私もそうです。
「宮崎駿の雑想ノート」との違いは、まず、
 
・ほとんどモノクロである
・すさまじいボリューム(雑想ノートは約130ページ、こちらは約300ページ)
・でも値段は半額以下
 
 といったことでしょうか。
(宮崎氏の方は判型が大きいので単純な比較はできませんが)
 
 内容は、要するに速水螺旋人氏の趣味全開なコミック(主に架空軍事ネタ)です。
 一話完結の話がほとんどで、一話あたり4ページです。
 
・字が小さい
 
 というのも特徴。
 宮崎氏の本も手書き文字が多いですが、こちらの方が小さくて字間が詰まっているのでちょっと大変。
 いや、「内容が濃い」という見方をすべきなのでしょうが。
 一話4ページのコミック、と言っても、すぐには読み終わりません。
 
・4割くらいは無電源系ゲームの話題(ボードゲーム、ゲームブック、TRPGなど)
 
RPGamer誌の連載などが含まれますので。
それもたいそう面白いです(私はそっちの雑誌を買っていましたので)。
 
・宮崎氏に比べ、より架空度が高く、より現代寄り
 
 第二次大戦やそれ以前が主であった宮崎氏に対して、警察予備隊にひっぱり出される魔改造チハ戦車、東西冷戦時代のアフリカに派遣されるソビエト軍事顧問(美少女)、東南アジア某国からはるばるイラクに赴く軍用オート三輪(元々は日本製)など、比較的最近の時代が多いです。
(いや、明治維新とかオスマントルコも出てきますが)
「草原連盟」「諸島王国」「西方共和制」といった完全な架空世界の架空国家が舞台になる作品もちらほら。(宮崎氏なら「悪役一号」の話みたいな)
 
 ともあれ、速水氏のファンなら絶対に買い。
 速水氏を知らなくても、この紹介で「面白そうかも?」と思った方も買いです。想像通り……かそれ以上の質だと思います。
この評価・レビューへの支持:投票総数 13件中 12票の支持
 
  何度読み返しても飽きない(評価:評価:5
月刊アームズマガジンで連載されていた『馬車馬戦記』を中心に、ミリタリー誌やゲーム誌で活躍中の速水螺旋人氏の仕事を1冊にまとめた記念すべき本。氏の独特のタッチで描かれた「弱そう」「壊れそう」「貧乏臭い」の3ダメ妄想兵器たちが全編に渡って活躍する。

宮崎駿氏の『雑想ノート』にも通じる部分があるが、ファンタジー世界にも造詣が深い速水氏が手がけたことで、現実というくびきから解き放たれ、より自由で楽しい作品になっている(理屈と理念が先行する嫌いのある宮崎氏の本との違い)。しかし、メカニズムに対するこだわりは相当なもので、「装甲オート三輪」「海底戦艦」のような一見すると漫画(そりゃ漫画なのだが…)にしか思えない“トンでもメカ”の中にも、メカマニアやミリタリーマニアを納得させるだけのリアリティがある。

イカロス出版の本はやや値付けが高いのだが、この本に限っては300ページを超えるボリュームで1500円というバーゲンプライスだ。しかも、速水氏の詳細な解説・設定がページの隙間という隙間にビッチリと書き込まれている。これらをじっくり読むとたっぷり1〜2日は掛かる。が、あれこれ自分なりに空想を膨らませながら読むと、じつに楽しく、時間があっという間に過ぎてしまう。しかも、何度読み返しても新鮮な発見があって面白い。氏の妄想ワールドと楽しく付き合える人には堪らない1冊だ。氏の次回作が待ち遠しい。
この評価・レビューへの支持:投票総数 8件中 7票の支持
 
  細々とした絵と文章、でもそれが良いんです!!(評価:評価:5
 知らない人のために説明しますと、速水螺旋人先生はTRPG(テーブルトークRPG)やミリタリーの雑誌などを中心に活躍されているイラストレーター&漫画家でして、誌面を埋め尽くすような細々とした絵や手書きの文章、あとソ連、ロシアへの傾倒ぶりで知られています。
 この手の作品集と言うと、1ページをまるまる一つの作品に使っているというイメージがありますが(少なくとも私はそうです)、こちらではアームズマガジンで連載していたイラストコラム&コミック「馬車馬戦記」を始めとして、あちこちの雑誌で掲載されたTRPGやボードゲームといった非電源系ゲームのリプレイコミックなどが掲載してあります。
 特に「馬車馬戦記」は装甲象部隊や、海底をキャタピラで移動する海底戦艦など空想・奇想兵器の数々が速水先生独特の細々とした絵と説明文でページ狭しと描かれてまして、「宮崎駿の雑想ノート」に似ているでしょうか? もっとも、その本は何年も昔に一度見たことがあるだけですし、今まで見た中で似ているのを強いて挙げれば、と追記しておきますが。
 そんな感じの本ですから、細々、雑然とした絵や、ソ連的、官僚的なストーリー展開、兵器の類が嫌いな方には抵抗があるかも知れません。逆にそういうのを楽しめる方なら、300ページという厚みに加えて凝縮された内容に、値段以上のお得感を味わえることでしょう。
この評価・レビューへの支持:投票総数 19件中 18票の支持
 
  ごちゃごちゃが楽しい(評価:評価:5
 内容は雑想ノートみたいな空想戦記ものからアナログゲームのプレイ報告まで幅広いのですが、私みたいなロシア嫌いでも大変楽しめる本でした。
この評価・レビューへの支持:投票総数 14件中 13票の支持