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本(和書) > 新幹線から経済が見える のレビュー・価格情報

新幹線から経済が見える

新幹線から経済が見える

単行本
小宮 一慶
実業之日本社
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平均評価:評価:5.0
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「新幹線から経済が見える」購入者のレビュー・評価

  新幹線から日本経済を問い直すユニークさ!(評価:評価:5
経済を「新幹線」という視点から論じる本書のタイトルに少なからず 共感を覚えた。たまたま私自身、出張先からの上京日が10月1日(品川駅開業日)だったこともあり、新たに完成した品川駅の雰囲気だけは味わうことができた。特に第1章の「新幹線品川駅開業が意味するもの」が興味深い。ひかりから のぞみにスタンダードが移行することに伴っての「時間短縮」をマクロ的な経済効果との関連で論じる箇所だ。著者自身が経営コンサルタントということもあり、国際会計やマーケティングの話も盛り込まれ、読者を飽きさせない。新幹線の形状の変化(300系以降は「アルミ合金」を使用。700系では「ダブルスキン構造」という防音財を充填した素材を使用)も環境負荷を可 能な限り軽減させるものとして関心を持った。最終章には「コンサルタントから見た新幹線のサービス」が書かれているが、筆者なりの視点から見る評価に面白さを感じた。「いまの時代、その細かいことに気がつかないようではお客様が離れてしまう」(181頁)と いう発言ももっともなことだ(89頁には、百貨店の伊勢丹が「売り場」を「お買い場」に改名しているという記述あり)。これだけ便利な世の中になったと思っても意外と改善の余地は残されている。「超」高齢化社会へとますます突き進んでいく日本にとって、ハイテク化は必ずしも豊かさの象徴にはならないかもしれない。世代間を超えた豊かさとは何であるのか、新たな日本社会の未来像が要請されているのではないか。いずれにせよ、「新幹線の歩みは日本経済の発展とパラレルである」という認識に基づく叙述からは教えられる点が多かった。年に数回しか利用しない新幹線ではあるが、今後はその乗車が楽しみの1つになるような気がしている。より詳細な議論が展開できる予感もするが、それは是非とも「続編」として実現して頂きたい。
この評価・レビューへの支持:投票総数 37件中 35票の支持
 
  類書のない経済書(評価:評価:5
新幹線と経済の関連性を著者がどのように分析しているか興味があり購入。

著者は経営コンサルタントですが、平易な文章で読みやすく問題の核心をついています。特に三章の「ビルのクレーンが地価を教える」と五章の「高齢化社会と旅行」は参考になりました。経営者はもちろん、サラリーマンや学生などにもぜひ読んでもらいたいと思います。でも、いちばん読んでもらいたい人はJRの経営陣でしょうか。後半の新幹線のサービスに関する記述にはまったく同感。サービスの本質を勉強したい方にもお勧めします。肩の凝らない経済書です。

この評価・レビューへの支持:投票総数 22件中 21票の支持