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本(和書) > 林住期 (幻冬舎文庫 い 5-14) のレビュー・価格情報

林住期 (幻冬舎文庫 い 5-14)

林住期 (幻冬舎文庫 い 5-14)

文庫
五木 寛之
幻冬舎
価格:¥ 520
平均評価:評価:4.0
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「林住期 (幻冬舎文庫 い 5-14)」購入者のレビュー・評価

  林住≠臨終(評価:評価:5
『天命』に引き続き、文庫化にともなって購入しました。
五木さんの死生観は一貫しているなぁと感心しました。
人生100年のご時世。
人生において「林住期」が最も充実した期間という五木さんの言葉は優しく説得させられる。
50で仕事から退き、自分の好きなことをやろう!!と元気を貰える。
しかし現実問題、諸々の事情からなかなか実現は無理かも知れない。
それでも退職後、不毛に余日を過ごすことだけはしたくないものです。

巷ではアンチエイジング等、老化に逆らうことが叫ばれているが、
自然の摂理に身を委ねることも大切かと考えてしまいました。
身体は必ず衰えていきますが、精神の若さだけは失いたくないものです。

もう私は「家住期」に位置してますが、記されてることとは大分遅れをとってます;
充実した「林住期」を期待しつつ、今を大切に生きていかねばと肝に命じた次第です。
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  「林住期」こそ人生のクライマックス(評価:評価:4
古代インドでは、人生を次の四つの時期に分けて考えていたと言う。「学生期」、「家住期」、「林住期」、「遊行期」。本書は、現代では50-75歳に当たると考えられる「林住期」に焦点を当てたもの。従来は「林住期」は人生の最盛期の後に来る黄昏時だと考えられていた所を、「林住期」こそ人生のクライマックスと捉える試みである。

「"苦"の世界の中で"歓び"を求め、真の"生き甲斐"を探す」、これを「林住期」の意味だと考える。その実現には"発想の転換"と言った安易な道はなく、慎ましい日常の努力の積み重ねが重要と言う。著者は「林住期」には「re-(reset, restart etc.)」ではなく、「Jump」がふさわしいとする。「学生期」、「家住期」を土台としたジャンプである。社会や家族への義務を「家住期」で果たした後の「林住期」では自己本来の人生に向き合うべしとする。家の解体も勧める。ある意味での「出家」である。このためには「家住期」からの準備(目的、資金)が必要である。「林住期」は実りの時期なのだ。鬱病への対処法(共に生きる)や呼吸法(「気づき」の重要性)等、「林住期」にとって重要な健康法についても述べられる。「林住期」になってからの勉強が本当は面白いと言う論もうなづける。最後にブッダに絡めて、「思うようにならない世の中」を生きて行く道の存在を語る。

本書を読んで、「何だ、結局は精神論じゃないか」と批判する事は容易である。だが、「林住期」のスタート時点に立っている私はある種の安らぎを覚えた。五木氏はバブルの崩壊後、中高年の自殺や鬱の発症の増加を憂いて、「大河の一滴」等の"魂の救済本"を多く出版している。本書もその流れを汲むものだが、具体的ノウハウを排し、読む者の心に優しく語りかけた内容は、安らぎと希望を「林住期」の方に与えるだろう。
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  五木寛之の半生記に注目!!!!!(評価:評価:3
■ 【久々の出会いです】
一ページ500文字として凡そ250ページの少なめのボ
リュームの文庫本です。かって、複数巻ある「青春の門」
を夢中で読んだのは30年も前のこと。あの頃は、「さらば、
モスクワ愚連隊」など、時代の雰囲気を織り込んだ、古
典文学とは一味違う文体に惚れ込み次々と著者の文庫
本を買い込んだことを久しぶりに思い出しました。

■ 【「林住期」とは? 】
季節・方角・物事などアナログを四分法として把握する
知恵があるが、紀元前2〜3世紀のインドでの考え方で、
人生を「学生期」、「家住期」、「林住期」、「遊行期」の四
分し、三番目を指し示すものだと言う。。人生の半分は、
世の為、他人の為に働き、後半こそ真に人間らしい自己
の生き甲斐を求める時期で、「林住期」、「遊行期」であ
ると言う。本書では、全体で凡そ250ページあるが、80%
が林住期、20%を「韓国からインドへの長い旅」というタ
イトルで、自分の半生記を簡潔に歯切れよく著わしてい
る。(個人的には、こちらの方が興味深かったが。)

■ 【一区切りは25年か? 】
確か、英語でのワン・ジェネレイションは30年であり、
又、生物学的には「人間の寿命は、130年である。」こと
からすると、四分法では、一つが40年位になってしまう。
著者の言う、25年も確定的なものではなさそうだし?こ
の国の政治家は、70代でも現役だし。などなど考える
と、ワン・ジェネレイションが25〜40年位で、各自が設定
すれば良いのか?

■ 【悩める人生の応援歌 】
最近の、夏目漱石の草枕を彷彿させつ「悩む力」(羹尚
中著)や、流行り歌で学生期の自分が未来の自分に宛
てた手紙を題材にした「手紙」(アンジェラ・アキ作詞作
曲)など悩み多い人生の応援歌の一つとして本著書は
加えられる作品ではないでしょうか。

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