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本(和書) > 風景と記憶 のレビュー・価格情報

風景と記憶

風景と記憶

単行本
サイモン・シャーマ
河出書房新社
価格:¥ 9,975
平均評価:評価:3.0
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平均評価:評価:4.5
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「風景と記憶」購入者のレビュー・評価

  中沢新一が帯に推薦の言葉を書いていたように、中沢新一程度の駄法螺本(評価:評価:2
中沢新一が帯に推薦の言葉を書いていたように、中沢新一程度の駄法螺で、独創的な着眼点もなければ、真摯なリサーチもなく、学者らしい真面目な分析もなければ、批評家らしい独自の分析もない。ひたすら平凡な話題を羅列しつづけるだけ。なんの霊感も読者にあたえられないコロンビア大学教授も、この程度のものかと嘆息。
この評価・レビューへの支持:投票総数 13件中 2票の支持
 
  凡庸きわまりない記述(評価:評価:2
目もくらむ程の該博な知識を総動員しているかに見える大著。しかし、その中味は残念ながら有名な絵画や彫刻や小説や風景の解釈や人物論の、非常に凡庸な焼き直しにすぎない。

この大著のどの1頁にも驚嘆すべき独創的な意見や解釈は述べられてはおらず、ただひたすら、どこかで見たり聞いたり読んだりした絵画や小説の平々凡々たる解説の流用があるのみ。

数少ない生の風景論も凡庸。いったい著者は博覧強記を装いつつ、何をやりたかったのか? すでに各専門家がその分野ではるかにうまく説明していることを下手に繰り返しているだけである。著者の唯一の功績は、各種分野の成果を一冊にまとたというだけのことなのだが、問題は、そのまとめ方も、専門分野からの霊感の受け方も、下手きわまるという点にある。

くりかえすが、本書の博覧強記は見せかけにすぎず、こんな受け売り知識の羅列本は実際には何の役にも立たない。
この評価・レビューへの支持:投票総数 16件中 2票の支持
 
  ユダヤ人ルサンチマンの隠れ蓑(評価:評価:2
本書の著者がユダヤ人であることは、本書が、反ユダヤ主義者に対する多くの嘲笑的記述で満たされていることからして、またホロコーストの歴史的記述から本書が始まることからしても明らかだろう。問題は、風景と記憶の壮大な記述内容が、このユダヤ人のルサンチマンから選択されていることにある。世界中の「風景と記憶」の膨大な歴史のなかから、当然のようにユダヤ人の名誉回復をはかるエピソードのみが選ばれている。記述内容は悪くはないが、結局、そうした執筆動機に始まっている以上、本書は純然たるユダヤ・イデオロギーに染まっており、その意味で、「風景と記憶」の本来あるべき多様なイデオロギーがおろそかにされている。浩瀚な書物のわりには単純なエピソードの羅列に終わるのは、ユダヤ人著者のユダヤ・イデオロギー一色に染まっているからである。残念な書物である。
この評価・レビューへの支持:投票総数 14件中 3票の支持
 
  翻訳はうまいが、原典がいまひとつ(評価:評価:3
よくもこれだけ駄弁を重ねられたものだと言えなくもない大部の書物。長くなったのは、だらだらと著者が思いついたことは何でもかんでもしゃべっているからだが、そこに文学に最低限必要なイメージの想像的飛翔が決定的に足りない。天才的詩人なら100ページで啓示できることを、このユダヤ人は上下2段組700ページを費やさずにはおれない。これは読者にとって時間の無駄。おもしろくなくはないのだが、斬新な自然観察もなければ、独創的な歴史的観想もない。別のレビューにもあったように20台の若い読者には新鮮な内容に思われるかもしれないが、ちょっと読書量のある読者には陳腐な内容の羅列にも感じられる程度の知識量しかつまってない。俺のような暇人にしか読めない内容と量塊である。
この評価・レビューへの支持:投票総数 13件中 5票の支持
 
  風景の中に見えるもの(評価:評価:5
 分類は難しいが、美術史と歴史の本。しかし、分野に関わりなく、誰もが楽しめる一冊だと思う。
 内容は、風景のなかに刻み込まれたイメージについて。森、水、岩山という3つが選ばれ、エジプト〜現在まで、これらのテーマが美術作品上にどのように表現されてきたか、俯瞰されている。そして、時代ごとのイメージが次々と積み重ねられ、怒濤のように現在へと流れ込んでいる様が示される。
 明確な指針を持った学術書というよりは、多くの実例を語ることを目的とした本。具体的な作品、歴史上のトピックが次々と扱われ、700頁以上を一気に読んでしまう。訳文もこなれていて(こなれすぎているようにも感じるが)、読みやすい。
 西洋の風景論を語る上では欠かせない一冊となるだろう。
この評価・レビューへの支持:投票総数 16件中 12票の支持