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本(和書) > 深海のYrr 上 (1) (ハヤカワ文庫 NV シ 25-1) のレビュー・価格情報

深海のYrr 上 (1) (ハヤカワ文庫 NV シ 25-1)

深海のYrr 上 (1) (ハヤカワ文庫 NV シ 25-1)

文庫
フランク・シェッツィング
早川書房
価格:¥ 840
平均評価:評価:4.0
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「深海のYrr 上 (1) (ハヤカワ文庫 NV シ 25-1)」購入者のレビュー・評価

  ジュラシックパ−ク以来の傑作SF(評価:評価:5
科学や専門知識を駆使し、力わざともいえる説得力でリアリティ−をだしている。
だからこそ、我々読書は作品世界にどっぷりとはまり込める。

確かに全3冊合計1800ペ−ジは長い。
しかしながら、この作品のリアリティ−を守り、人間を書き込むにはこのペ−ジ数は必要だったと思う。
だからこそ、この作品は読書に訴えかける力を持ち、なにより面白い作品に仕上がっているのだと確信する。

作者の筆力も、北欧の津波シ−ンに見られるように表現力も抜群で、読むものを引き込んで余りあるもので、作品にアクティブな魅力を持たせている。

非常にバランスの取れた、エンタ−テ−メント作品である。
ジュラシックパ−ク以来のSF作品の大傑作であります
この評価・レビューへの支持:投票総数 1件中 0票の支持
 
  人類とは?(評価:評価:4
「神とは?人類とは?進化とは?」を深く考えさせられます。
といっても概念的な高尚な物語ではなく、ストーリーは「人類誕生より前から人間以上の知識を持った生命体が宇宙空間ではなく、地球上の深海に生息していた。環境破壊に怒った生命体は海洋生物を操り人類を攻撃する。科学者たちは人類のため、生命体との共存の道を模索するが、国益や自己の出世を優先させ生命体を攻撃しようとするアメリカCICや軍司令官と対立。人類の行方はいかに?」という大娯楽小説になっています。帯に書かれた「ダ・ヴィンチコードを抜いた」云々の宣伝文句に引かれて購入。上中下と3巻、結構なボリュームですが一気に後悔することなく読破。ひとつ文句を言うなら登場人物が死にすぎでは?
この評価・レビューへの支持:投票総数 2件中 1票の支持
 
  拒絶される人類…考えさせられる超大作です。(評価:評価:4
ある日突然、
人類は海とその中に棲むすべての生物から拒絶される…

クジラやシャチは船舶を襲いはじめ、
猛毒を内に秘めたカニたちは海岸を大挙して上陸し人間に死をもたらす。
ヒッチコックの恐怖映画「鳥」に見られるようなシチュエーションを、
いっそうスケールアップしたかのような謎に満ちた序盤の不気味な展開は、
やがて極限までもスケールの大きな、
第一級のディザスター小説のような展開となっていきます。

もしも人類が、
自ら自負するほどの存在ではないとしたら…?

この物語から突きつけられる問いは、
人間が未来もこの星で生きていくのに、
きっと欠かせない視点なのだろうと思います。

複数の専門が異なる科学者たちを登場人物とし、
次々に起きてくる謎の現象を多分野からの視点により追っていく物語の進め方は、
強烈なサスペンスと共に、この小説のテーマの根幹でもある
海、地球、そして生存についての新たな…というより、取り戻すべき本来の視点を、
知らず知らずのうちに読者の中に拓いてくれるような気がしました。

膨大なページ数にもかかわらず息つくまもなく読みきってしまえる面白さ…
登場人物たちも魅力的です。
そしてつくづく考えさせられます。

人類はもっと謙虚にならなければいけない…
この星に未来にわたって生きていきたいのであれば…
なかなか考えさせられる超大作です。
この評価・レビューへの支持:投票総数 5件中 3票の支持
 
  「深い」話です(評価:評価:5
のめりこみました。主要人物が多いので、誰が誰だかときどきわからなくなり、最初のページの人物紹介によく戻りましたが、、、。さまざまな出来事が絡み合い、ストーリーが急展開します。気晴らしに読む作品ではなく、腰を据えて読む大作だと思います。
この評価・レビューへの支持:投票総数 5件中 4票の支持
 
  エンターテイメントとして大変面白い(評価:評価:5
あぁ面白かった。文中で多数の映画が言及されますが(『アビス』『鳥』『ディープインパクト』『インデペンデンス・デイ』『ET』『コンタクト』etc..)、かなり映画を意識しているようです。意識しすぎてやり過ぎな面もありますが、それに目を瞑って絶賛したくなるのは、ディテールの面白さと、ディテールによるリアリティのため。取材に4年掛けたというだけあり、石油資源産業・海洋生物・生態系・遺伝子学etc.多数の分野にわたって詳細が描かれ全然退屈しない。笑ってしまうのは米国批判で、クライマックス付近(の手に汗を握るシーン)では思わず笑ってしまった。ドイツ人によって書かれたという事がこの本の良さでもあると思う。

ドイツではエコ・サスペンスと呼ばれているらしいですが、読んでいてリアルな恐怖を感じるのは、普段心のどこかで罪悪感のようなものを感じているせいだと思う。「こんな物を海に流して良いのだろうか・・」と思いながらも止める事が出来ずに垂れ流し続ける人間の、普段なんとなく感じている罪悪感を。

地球、或いは太陽、或いは太陽系、或いはこの銀河系が、宇宙(世界)の中心だと思っている人が意外といるものだけれど、果たして人間はどの生物よりも優れているのか価値があるのか?そうだとしたらそれは何故なのか、優れていないとしたら何故か。人間の価値観から離れ、地球・宇宙から眺めると全く違うものが見えてくるという事自体、面白いのです。


この評価・レビューへの支持:投票総数 11件中 10票の支持